女性のわき毛12歳頃の思春期になると徐々に生えはじめ、17歳にもなるとほとんどの人に生えています。
でも同じ年齢なのに、わき毛が生えている人、生えていない人に分かれるのを不思議に思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
実は、ワキ毛が生える時期や、生えてくる量には女性にも存在する「男性ホルモン」が関係しているのです。
これによって、何度処理しても濃い毛がすぐ生えてきて悩んだり、自分だけまったく生えてこない・・・と悩んでいる人に分かれるのですね。
わき毛の悩みは千差万別なのですね。
わき毛は男性ホルモンの影響を受けやすい
わたしたち人間の毛は大きく分けると、
- ホルモンの影響を受けやすい「性毛」
- ホルモンにあまり影響されない「無性毛」
の2種類に分類されます。
このうち、ワキ毛は前者の「性毛」になりますので、男性ホルモン(テストステロン)の影響を受けやすい傾向にあるのですね。
このテストステロンは女性にも存在するホルモンですので、分泌量が多い体質の人は早い時期から生えはじめて、毛量も多くなります。
一方、分泌量が少ない人ほど、毛が生える時期が遅く、毛量も少ないのですね。
この体質は、親から受け継いだ遺伝によって決められていますので、遺伝子操作でもしない限りは変えることはできません。
濃くて量が多い人も、体質を受け入れるしかないのですね。
わき毛の成長を抑える方法
男性ホルモンの分泌量は生まれ持った遺伝子で決められているので、生える量をコントロールするのはどう考えても難しいですよね。
ただ、生活習慣や食生活を見直すことで、ある程度は男性ホルモンの分泌量を抑えることができるので、ワキ毛の成長速度を緩めることができます。
大豆イソフラボンを摂取する
イソフラボンという成分をご存じの方も多いと思います。
イソフラボンは、大豆の胚芽部分に多く含まれるポリフェノールの一種で、女性ホルモン「エストロゲン」と似た作用を持っています。
女性ホルモンのエストロゲンには、男性ホルモンの活性化を抑える作用がありますので、理論的にはワキ毛の成長を抑えることができるのですね。
ワキ毛が気になる人は、納豆や豆腐、豆乳などの大豆製品を積極的に食べるようにするといいですね。
イソフラボンは女性にとって嬉しい美肌効果も期待できますので、まさに一石二鳥の方法と言えますね。
抑毛ローションをつかう
イソフラボンのために毎日大豆製品を食べるのは難しい人もいらっしゃると思います。
そもそも大豆が大っ嫌いな人は、毎日食べるなんて絶対無理ですよね。
そんな方は、ワキに抑毛ローションを塗る選択肢もあります。
抑毛ローションには大豆から抽出したイソフラボンエキスのエストロゲン作用でわき毛の発毛・成長を抑えられます。
生活習慣を見直す
慢性的なストレスや喫煙、乱れた食生活などの要因が重なってしまうと、体内のホルモンバランスが乱れてしまいますので男性ホルモンの影響を受けやすくなってしまいます。
これは、産後に髪が抜けてしまったり、体のけが濃くなったりするのと同じ理由ですね。
最近わき毛が濃くなってきたと思ったら要注意です。
日頃の生活習慣を見直して、乱れたホルモンバランスを整えるよう心がけましょう。